4日からまた出勤している。4日5日と二日続けて出勤したら驚くほど疲れた。この年末年始はずっと調子が悪かった。喉が痒く咳が止まらないので、大分腹筋も使った。そういうのが祟ったのかもしれない。休みが終わるその日、熱い風呂に入って自らを奮い立たせた。そうやってある程度ドーパミンを出すことで覆い隠した不調や疲労が、ニ日目にしてまた顕になった。
京成線沿いで幅を利かせている八百屋は5日が始業だった。ふらふらになりながらホームの階段を上り、改札を通って、今度は階段を降りた。八百屋はちゃんと開いていた。店先にあった蜜柑を手に中へ入ると、いつも無愛想な看板娘も今日はどこか溌剌とした感じだった。しっかりした量のほうれん草が二束で100円という、見ただけでエネルギーが湧いてくる商品等をかき集めて会計に臨んだ。百合根も98円…
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